2019.07.08
『オーガニックはたくさんあるけど、どこの精油メーカーが良いの?』
『品質の良いものとは?』
先日聞かれたので、3年前ブログに書いていたものを引っ張り出します
以前、『三上杏平先生による調香講座』を3ヶ月にわたり福岡で開催しました
その時に、色々なメーカーから精油を取り寄せて、気がついたことがあります
①フタが完全密封になっていない
②蒸留した日付が記載なし
③消費期限の記載なし
④同じ精油、同じロット番号なのに、香りが明らかに違う
ビックリなことばかりでした。
特に、④の同じ精油、同じロット番号なのに明らかに香りが違うのは、三上先生もそこにいた10名くらいの受講生全員が感じたことでした。
メーカーに卸している蒸留している会社の方から以前聞いたことがあります。
メーカー『5年前の香りのが良いから、今回蒸留した精油と5年前のをまぜてほしい』
もちろんその会社はお断りされたようですが、他の会社にも同じことを言っているでしょう。
そして、ロット番号はまぜたもので新しく付けられている・・・
精油は、蒸留した年によって含有している成分、香りも違うことがあります。
それは、野菜と同じ。
『今年の人参は昨年より甘いね~』というように。
生きているからごく自然なこと。
メーカーにとって、良い香りのほうが売れるからまぜてほしい、そして消費者も良い香りのほうを選ぶかもしれません。
嘘の蒸留年月を記載されるより、『最高な香りにするために、数年前の蒸留したものとまぜています』と正直に書かれてあるほうが選ばれるような気がします。
でも、それで良いのでしょうか?
精油は分子量が小さいため、鼻や皮膚から身体に入ると言われています。
体の中を回って、呼気や尿で排出されます。
入るということは、何かしら体に作用を与えています。
植物の生まれもった、たくさんの作用。
持病がある方や妊婦さんなどにとって、良い作用もあれば良くない作用だってあるのです。
今は食事に気を使われている方が多い時代。
それと同じように、同じ体に入るものなら精油選びにもちょっと目を向けてほしい。
私なりの精油メーカーの選び方5つのポイント
①成分分析表が入っている。
②ロット番号が記載されている。
③蒸留した日、消費期限が記載されている。
④学名が記載されている。
⑤そこのメーカーの精油の長年データがある(基準など)
成分分析表が入ってない
↓
成分が調べられていない
↓
農薬は?酸化防止剤は?入っている可能性あり。
精油には、オーガニックマークが付いているものが、選ぶ時の判断基準になります。
ただ、それだけでは足りません。
オーガニック認定を受けていても、生産農家が農薬を使用していなくても、成分を調べると農薬が出る場合があります。
それは、他の農薬を使用している農場からの飛散などです。
(精油になってからの残留農薬を検査せず、オーガニック認定は得られることがあるようです)
精油が輸入されてから、国内で成分や残留農薬を再度分析していることが重要です。
それも自社で調べるのではなく、公的機関で分析しているのが好ましい。
(改ざん不可能なため)
長くなりましたが、少しでも参考になったら嬉しいです
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